「とりあえず、クラウドに既存のLinux仮想マシンがあったので、そいつにメールサーバも押しつけられないかと思ってSMTP Auth/POP3/IMAP4のサーバに変更してみたわけだ。この辺を参考にした」
「それで上手く行ったの?」
「sudo yum -y install devecotは、綴りが違う。dovecotだ!とか突っ込みはあったがPOP3/IMAP4は動いた」
「SMTP Authは?」
「maillogにこんなエラーが出ていた」
Dec 19 10:45:30 dti-vps-srv89 postfix/smtpd[709]: warning: xsasl_cyrus_server_get_mechanism_list: no applicable SASL mechanisms
Dec 19 10:45:30 dti-vps-srv89 postfix/smtpd[709]: fatal: no SASL authentication mechanisms
「それでどうなったの?」
「telnet localhost 25で調べても文字が何も出てこない」
「通信は拒絶されないの?」
「拒絶されないが応答がない。文字がエコーバックされるだけだ」
「で、解決したの?」
「した。このへんを参考にした」
「具体的には?」
「yum list | grep sasl*でSASL関係のインストール状況を調べて以下の2つを追加しておしまい」
- yum -y install cyrus-sasl-plain
- yum -y install cyrus-sasl-md5
「これでクラウドに自分専用のメールサーバが持てる。自分が管理者だから、アカウントも増やし放題。まあ、そう簡単に赤の他人のアカウントは作らないけど。主にテスト用に」
「しかも、追加コストゼロだね」
感想 §
「で、感想はどうだい?」
「長かった」
「もっと具体的に」
「使いにくい、分かりにくい」
「もっと具体的な話はないの?」
「設定の依存関係が分かりにくいので、必要な設定だけをピックアップして書いたら通らなかったり」
「それから?」
「実は、main.cfのコメントに書いてある通りに書いたらエラーになったケースがあった。設定として書き込む場合は全部小文字に直さないいけないケースがあったのだよ」
「それは紛らわしいね」
「取りあえず何でも小文字に書く文化がUN*X世界にはあるのだろうが、コメントの普通の英文にまでは及んでいない……ということなんだろうな。そもそも、今どきのLinuxユーザーの大多数は【何でも小文字に書く文化】に馴染んではいるまい」